いつもは帰って来るとさっさと部屋に入るT田さんが昨日は帰ってくるなり私の方へツカツカとやって来ました。
オ、何だ何だ?何かあったのか?身を乗り出すと
「シナモンをリヴェールさ返すってヨ。代わりにココアどミルクの子供2匹をパレットさヨゴスってR長がしゃべってらった」
「ん?2匹も置くトコ無いでしょ?」
「2匹一緒に入ってらもん、シナモンおっきくなったすけ返すってら」
今は小さくてもすぐに大きくなるし、それに大きくなったから返すと言うのなら他のグループホームのウサちゃん達やココアとミルクの方がシナモンより先にリヴェールに戻っている筈です。
こりゃあT田さんR長に担がれた?
他のみんなにも話すのかな?と思っていたら何故か誰にも言ってないようです。
ショックを与えないよう気遣ったんでしょうか?
その夜、いつものようにへやんぽをしているシナモンをT田さんはいつものように居間の戸を少し開け見ていましたが
いつよりシゲシゲと見詰め、そして腕を伸ばし何度も何度も優しくナデナデしていました。
お転婆なシナモンに呆れ日頃は「ハァ要らねぇ、(ヤギの)バナナの方がイイ」って言ってるT田さんですが
シナモンが居なくなると思うと離れがたい気分になったんでしょうか?
ホントはシナモンが可愛っくてしょうがないんじゃないの?
お便り・・・
この度ジョイフルで異常繁殖した子ウサギ達が規定外飼育の為ウサギ小屋に移動する事でしたが、寒いから可哀相と言うヤジウマの心にも無い言葉に騙されてT君の就労先で飼う事になりました。が、どうやらT君が飼育担当者と言う事です、エサ、水やり等の行動を見てると事務的で愛情を感じらられない為、それを見ていたR長がウサギをカゴから取り出しポンッとT君の膝の上に乗せもう一羽は座っているイスの上に、本人はビックリしてワッと悲鳴をあげてましたが撫でて見てと言われると恐る恐る撫でていたらウサギは体を預け眠りました。もう一羽も体を伸ばしT君にすり寄って眠りました。
一声「めんこいな」である。そこでの話、パレットには一羽しかいないのなら春までその一羽を持って行って見る?に、持っていぐがな~と
たったここまでの話、どっとはらい。