御難続き?

金曜の夕方、休み明けの山姥はいつものように夕飯を作りながら皆の帰りを待っていました。
「いま来たよー」といつものS橋さん流のただいまの声
「お帰りなさぁい」といつものように迎えたのですが・・・
何故かS橋さんコートのポッケをパンパン叩き「ナイ、ナイ」と焦ってます。
「どうしたの?何がないの?ポケットに入れたのがないの?何入れてたの?」
「コレ、コレ」と傘を差すような仕草。
「傘?ポケットに傘入らないよね?」
「こう、こう」と今度は字を書くような仕草。
「何?ノート?」
すると今度はお金を表現する、指で丸を作ります。
「え?財布?小遣い帳?」首を振るS橋さん、さっぱりわからない山姥。

やっとバス券を無くしたと分かった時には二人ともヘトヘトになってました。
「朝はあったんでしょ」「いや」
「朝から無かったの?じゃぁ部屋探してみて!」

「あった~!」二階から元気な声が聞こえたのはS橋さんが部屋に入ってすぐの事でした。
やれやれ と一安心したのも束の間・・・

夕ご飯になりました。
いつものように山姥の隣に座ったS橋さん、なんだか様子が変です。
箸を持とうとしません。「どうしたの?」
食卓に着いたとたんお腹が痛くなったそうです。

ほんの少し口に入れすぐに箸を置きました。
外で寒かったと言うので、熱は平熱ですがお腹が冷えたのかと思い使い捨てカイロをお腹に
「お粥にする?」ウンウン頷き、お粥と梅干しを一口
が、すぐにトイレに・・・

もう食べなくていいよ、と言うとフルーツヨーグルト食べていい?と聞いてます。
「大丈夫?食べられる?」
ヨーグルトは美味しそうに食べ終わりました。

ポカリを飲みE本さんと二人コタツでTVを観てたので「もう痛くないの?」と聞くとまだ痛いと首を振ります。
そのうちE本さんが蒟蒻ゼリーを取りに来て「S橋さん食べるって」
大好きな蒟蒻ゼリーを食べニッコリ、お腹痛いのも良くなったと言います。
「リンゴ擂ったの食べる?」「ウン!」

無事土曜の朝になりいつものS橋さんに戻ってました。
昨日バス券がなくて行けなかった皮膚科に張り切って行ったS橋さんでしたが・・・
あらまぁ、なんてこったい 休診のようです。
念の為近くの薬局に聞きに行ったら、
なぜかT皮膚科を紹介し地図までコピーして頂き、何とタクシーまで呼んで下さり、
S橋さん「いいです」と言いたかったけどしょうがなく
タクシーでT皮膚科へ行ったそうです。ちなみにタクシー代1260円也。

で、受診しようと受付へ行ったのですが、ここでまたまたアクシデント
持ってた受給者証が期限切れでそのままUターン
帰りはもちろん、徒歩

「何でいいって言わなかったの?まだ薬あるんでしょ」ってつい言っちゃう山姥でした。
(もしかしたら「いいです」と言ったけど薬局の人には伝わらなかったのかも、です・・・)

でもでも、タクシー代あって良かったよね、ないときだってあるものね。
もし、払えなかったらどうしてたんだろう?
これって、不幸中の幸い?

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