Nさんの気に入りそうな壁掛けフックを見つけて、さりげなく夕食時に箸置きの隣に置いてみました。
「何これっ!」「これに帽子かけたらカッコいいんじゃない」
センスのいいNさんのお目にかなわないと、服でもハンカチでもポスターでも、押し入れや引き出しに
入れられてしまいます。ここがいいねとNさんと一緒に部屋へフックをペタリ。
数日して見ると、あれっない!ぐるりと見渡すと、ありました。お部屋の火災警報器の横に並んで。
あんな高い所Nさん届くのかなぁ。それから数日後に部屋を覗くと、あれっない。何処を見渡しても
ありません。私のセンスはまだまだのようです。もっと磨かなくては。
運動会で、オーッ帽子かっこイイジャンと言ったら、すかさず顔を赤らめ
なんも違うじゃーとそっぽを向いて喜んでいた。
本当は素直にフックを使いたいのだが、どうもサムライ心が許さないとか、実は掛ける習慣が無い事で掛けたら違和感を感ずるとかでこだわりの世界はきっと、数日後に、あのフックどしたらいいべ、帽子どしたらいいべ、としゃべって来る気がします。
その時、ふーん知らない、とか自分で考えたらとそっ気ない対応は
本人のやった方が良い結論に勝手に繋がる。そう想像した方がはるかに面白い