今年も上半期を終え、下半期を迎えるにあたり、
これまでに行ってきた色彩福祉の取り組みについての報告をすべく、
先日、東京渋谷区にある「日本色彩環境福祉協会」様を訪ねてきました。
約半年前にも色彩環境福祉協会を訪ね、色彩福祉について法人の学習会での講師をお願いしました。
学習会の時に教えていただいたことをもとに、
これまで、ユートピアの会では、支援に色彩を取り入れた取り組みを行ってきました。
今回はそのご報告にあがった次第なんです。
まずはカラーテストです。
半年間継続してきた中で、塗り方や配色が変わってきた方について、
どんな心理の変化が見てとれるのかをご意見いただきました。
(写真はカラーテスト時のものです)
テストを受ける人によって色についてのイメージは異なります。
また、テスト時の環境や用意されている色の数、種類、話を聞く人によっても、
テストの結果に影響が出てきます。
数回にわたり実施してきた結果をもとに、そこから見てとれる心理変化について
先生方にご意見を頂きました。
テストを行い、それまでに行ってきたテストと見比べ、
利用者の成長具合、変化を読み取りました。
様々な視点から、心理を読み取ることを教わりました。
続いて、色彩交流についての報告です。
以前ホームページでご紹介した報告の他に、
数名の色彩交流についての報告書を見ていただきました。
その時の心理状態を色で表現したり、解決に導きます。
カラーテスト同様に、こちらも今後も交流法を重ね、
更なるデータを収集していきたいと思います。
もちろん、結果をもとに心情をいかにして理解するかについても
スタッフ間で勉強していきたいと思います。
また、ジョイフルでのコラージュの作品集や、
生活介護利用者の色彩を用いた取り組みについても報告してきました。
(↑↑ ジョイフルでのコラージュ作品集です ↑↑)
真剣に取り組んでますね。
そして完成したのがこちら↓
素晴らしい作品が出来上がりました。
このホームページに掲載した写真は一部ではありますが、
他にも取り組みとして行ってきたことについて報告をしてきました。
ちなみに、日本色彩環境福祉協会様の季刊「色彩福祉」11号に
「ユートピアの会」での取り組みについて、取り上げていただきます。
そちらもお楽しみに!
また、第2回目となる「色彩コラージュ公募展」への出展も
色彩福祉の取り組みの一つとして、利用者と一緒に進めていきたいと考えております。
更に21日には色彩福祉検定があり、法人からは9名の職員が2級、3級の試験に臨みます。
今後も日本色彩環境福祉協会様にご指導いただきながら、
利用者支援に色彩を有効に活用していきたいと考えております。