先日、法人内の職員を集めて、これまで各方面で虐待に関する研修を

受講したスタッフから伝達研修を受けました。

前半は、管理者向けの研修ではありましたが、虐待の原因ともなる職員の

ストレスを、どう管理していくか、またチームでどう解決していくかという

内容でした。方法は色々あるようですが、まずは、一人一人が抱えるストレスを

他のスタッフに相談でき、アドバイスをもらうことが防止の第一歩とのことです。

先輩スタッフはストレスを抱えたスタッフを責めるのではなく、話を聞き、話を整理し

、少しでも本人の悩みを解決し、不安や不満を減らしてあげることが重要だそうです。

当たり前のことのようにも思えますが、今の時代なかなかこれができていないことが

実は多いようにも感じます。相談できる同僚、上司はみなさんいますか?

また、後半では、DVDを観賞し、その中から虐待と思われる行動を各スタッフに

発表し、改善点を挙げてもらいました。床に歩行を妨げる物を置いていること、

利用者さんを待たせ続けていること、十分な説明がなく個人の金銭を管理していること

など、多くの問題点が挙げられ、スタッフも今一度自分たちの支援を見直すきっかけと

なりました。見ても見ないふりをするのもいけないことです。いかに、職員同士の日頃

からのコミュニケーション、また言いづらいことでもお互い指摘できるということが

大切かを学びました。