8月3日、八戸合同庁舎にて
三八地域障害者農業就労促進ネットワークの令和4年度1回目の定例会が行われました
三八地域障害者農業就労促進ネットワークとは、
農業、福祉、教育の関係機関が連携して、障害者の農業就労を支援し
農業労働力や障害者の就労の場の確保につなげ、
農業者と障害者が上手くマッチングする事で地域の活性化に貢献していこうというもの
今年度第1回となる今回の定例会では
福祉分野からはネットワーク事務局を務めるユートピアの会の他、
なかぽつ、県知的障害者福祉協会の生産活動部会長、
行政分野からは三八地域県民局、職業安定所、八戸工科学院、
農業分野からはネットワーク会員である近隣の農業団体の他、
今回から八戸農業協同組合の方にも参加頂きました
この取り組みにおいて農業者への周知が課題の一つでもありましたので、
農協の方に会議に参加して頂けた事は大きな前進であると感じます
司会は当法人の理事長が行い、
まずは事務局よりこれまでの農福連携事業の活動実績と今後の課題を報告
農作業マッチングや販売イベントで上手くいった事だけではなく、
活動してきた中で発生したトラブルや見えてきた問題などの報告となりました
これらを踏まえて参加者から意見が出されましたが、
司会者が参加者に対し巧みに質問を挟みながらより深い意見を引き出し、
問題の真に迫った活発な意見交換がなされました
就農に伴う農閑期の課題やそれを上手く克服した事例、
障害者を含めた若者の農業に関する関心の低さ、
障害者の工賃向上に向けた福祉側の取り組みと依頼する農業者の認識のズレ、
農業と障害者双方の知識のある専門職員の不足、
活動を継続していく為の事務局の運営についてなど、
なかなか遠慮して触れにくい話題についても司会が切れ味鋭く切り込んでいきました
自分からもユートピアの会として行っている事例として、
高工賃を生み出す為に大規模な農地で農作業を実現させる為の
効率的な機械化と利用者のマンパワー活用、
自分の施設で農作業を行い経験を積んで農家からの依頼作業に応じる際のメリットや、
他の福祉事業所にユートピアの畑を農作業の練習の場として活用してもらい
スムーズに農家からの作業依頼に応じる事が出来た事例などを話させて頂きました
最後に県民局の方から
農業者への農福連携に踏み出しやすい環境の整備と理解促進に向けた
今後の事業計画のお話がありました
まだまだ農業者への農福の周知が足りない現状もありますが、
上手くマッチングする事で農業者、障害者双方に大きなメリットのある農福連携が
もっと広く普及していくよう事務局として今後も精一杯取り組んで行きたいと思います
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