毎月、定期的に行っている法人内部研修を昨日開催しました。

今月の研修内容は『オンブズマン』についてです。

今回の講師は、外部から招聘し、

『特定営利活動法人 八ネット福祉オンブズマン』の、千葉マキ子理事長においでいただきオンブズマンの活動についてお話をしていただきました。

毎月1回、各事業所にオンブズマンの方がお二人で見えて、事業所について、運営上の問題点は無いか、利用者さんとお話ししたりして、現在何か困っていることは無いかなど、普段の事業所で日常化していて気が付かない部分を、第三者的な目で見て、聞いて、アドバイスをして下さっています。

八ネット福祉オンブズマンは、1999年に八戸で誕生しその後、青森・弘前・五所川原で2002年ころまでに誕生したそうです。

それぞれの担当するエリアがありますが、人員的にカバーしきれない地域は、『セーフティーネット』という別の組織でカバーしているそうで、当法人のような障害福祉事業所以外に高齢福祉事業所を担当しています。元々高齢者の事業所からスタートして来たようで、「拘束」の問題などを一緒に解決して来たようです。障害福祉事業所でも同じことが言えますが、一番大事なことは経緯をきちんと「記録」することで、裁判などでも重要な証拠になるそうです。

千葉理事長からは色々具体的なお話を頂きましたが、当法人に見える方が、だいたい2年で交代することの質問に対して、新しい目で見る事が発見につながる、目だけではなく鼻(臭い)も大切な要素である、また、スタッフとの慣れ合いも問題になるので慣れてきたころ担当が変わるということでした。

「素人の目」を大事にするという表現をされて、「施設に風を入れる」などの表現もしていました。

先ほどの臭いなどの他に、通路や防火扉に物が置いてあることなど、避難誘導の観点からアドバイスすることも良くあることだそうです。

 現員は28名で、企業の定年退職者などに参加していだき、色々な経験の中での支援を行っていますが、高齢化で、やめる方もおられ、車の運転に自信がなくなると、引退される方が多いようです。

 我々の仕事を理解して、アドバイスを頂けるこのような機会は、我々の「気付き」になりますので、今後も友好的にお手伝いいただければありがたいですね。

この紙面をお借りしまして改めて御礼申し上げたいと思います。

「ありがとうございます。」