「ファザー」業務

ユートピアの会ではグループホームの世話人を「マザー」と呼んでいますが、これは世話人さんが女性だから「マザー」なのです。

では男性が世話人として入ると「ファザー」でしょうか?

どこか仰々しく感じてしまうのは私だけでしょうか?

グループホームマーチの「マザー」の勤務体制の都合上、最近は本部スタッフが世話人業務に入ることもしばしばあります。

かく言う私も例外ではありません。

先日は3回目となる「ファザー」業務をこなしてきました。

業務内容は夕食作りから始まり、風呂掃除、翌朝の朝食作り、掃除などの業務で、夜間は世話人室への泊まり込みとなります。

 

業務の中で私にとっては食事作りが難関となっていました。

普段自宅では食事を作ることがないため、食事作りは一人暮らしをしていた頃から数えると10年以上のブランクがありました。

しかし、3回目の業務となると少しずつ慣れてきたこともあり、慌てることなく食事の準備を行うことが出来るようになりました。

料理の楽しさにはまりそうなほどです。

 

そんな中でも毎回のように感じるのは世の中の主婦の皆様のご苦労であります。

毎日、毎日、家族のために食事を作る。何を作ったら喜んでくれるのか、家族のことを思って食事を作る。

その苦労を身をもって体感しました。

 

マーチの利用者さんは、おかわりをしてくれる人もいれば、「おいしかった、ごちそうさま」と言ってくれる人もいて、

喜んでもらえることがとてもうれしかったです。頑張って作った甲斐がありました。

また「ファザー」業務に入ることがあれば、また喜んでもらえるようなメニューを考えてみようと思います。

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