いってらっしゃいⅡ

ちょうど2週間前の大晦日にも同じ いってらっしゃい のタイトルでしたが
今日のいってらっしゃいは大晦日とは少しばかり気分が違います。

今朝早くあのリアル凸凹コンビ・パレットの弥次喜多が大江戸探検へと旅立ちました。
一か月以上も前からガイドブックやネットで情報集めに余念がない二人でしたが
二人がはしゃげばはしゃぐ程こちらは心配になってくるのです。

「ホテル着いたら非常口探すんだよ、最近大きな火事があるからね」
「パトカーがいっぱいいるからって野次馬根性出して近づいちゃダメだよ、
何が起こってるか分からないからね、通り魔だってあるし、テロもあるかもしれないからね」
神妙な顔で頷くA麻さんとダルそうに頷くT田さん。

出発前日の昨日
「Aさんがお土産待ってるねって、Bさんが私もねって」
「オラも言われだ」
「お土産って7・8,000円?」「だよなあ・・・」彼らそういうトコは義理堅いんです。
「沢山買わなくていいんだよ、気持ちなんだから」

昨夜は冗談交じりにT田さんへ
「知らない人に付いて行かないんだよ。飴ッコけるがらって行げばダメだんだ」
「わがッてら」傍にいたE本さんはクスクス。
そうそう、T田さんは何故か外国人に話しかけられると自慢したがるんです。
「悪い外国人もいるんだよ、荷物持ってかれないようにね。ボーとしてないんだよ」
「大丈夫」
「無事に帰ってくるんだよ」「ハイ」
なんか戦地へ送る母親みたいと思いながら。

そして今朝まだ夜の明けぬ寒空のもと二人は出掛けて行きました。
「ホテルに着いたら非常口だよ!」「はい」
「元気に帰っておいで!」「ハイ」そう、それが何よりのお土産なんだから。

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