幸せの顔

とあるショッピングセンターで食材を買い駐車場へ向かっている時でした。
私のほぼ隣をこの寒さの中、フラッペのようなアイスクリームのような
イチゴのトッピングが愛らしくも華やかな大きなカップを左手に持ち
満面の笑みで歩く女の子がいます。
スプーンを口に運ぶ度に彼女はウゥーンと目を細め首をややのけぞらせ全身で至福の時を味わっているのです。
その表情の耀いている事!
殺風景な駐車場の中で彼女の周りだけは春のお花畑の様にキラッキラしていました。
見ている私まで幸せな気分に包まれました。

さて女の子の保護者は、彼女の後ろを歩いている男性がおそらくお父さんでしょう。
そしてさっき私の前を男の子を抱っこして行った女性がお母さんかな?
ここは通路だからたまたま一緒に歩いてるんだよね。
と思ってはいたんですが・・・

それにしても彼女は私の傍にピッタリついて歩いています。幸せオーラ満開で
ついに我が愛車にたどり着き私は車に向かいました。
その時後ろを歩くお父さんが「ウッウン!」と咳払い。
後ろでは親子の会話
「誰と間違えたの?」「ママ」

やっぱりなぁ!
そうじゃないかと疑い私はわざとらしく大きく体を傾けて彼女を見詰めたのですが
全身全霊で幸せを噛み締めていた彼女はママと見知らぬ婆さんの区別がつかなかったようで。
着てる服の色も違うんだけどね。

それにしても これ以上ないって感じのシアワセ~ないい笑顔だったなぁ
パレットのみんなもあんな笑顔で食事してほしいなぁ~
ヨッシャー!ガンバルべぇ~

最初のコメントをどうぞ

コメントをどうぞ