のどかな日曜の朝食、楽しかった昨夜のパーティの様子をT田さんが皆に話しています。
「〇〇さんがオラを33ぐらいだど思ったズ」と得意げに話すT田さん。
「私もこごサ来た頃はそれぐらいだど思ったよ、なんぼだったけ?」とC子さん。
「えっと、48?いや7だ」「なぁんも見えねぇよ」
「ふだら今度から33だってしゃべるガナ」ヨッT田さん、絶好調!
そこですかさずC子さん身を乗り出し「ネエネエ、C子はナンボに見える?」
「・・・・・・」途端にT田氏の時間が止まりました。
「そりゃあ答えにくいよねぇ」E田が後ろから口を挟み笑いが起きます。
が「T田さん私はどれぐらいに見えるの?」尚もC子さんの攻撃は続きます。
さぁどうする、T田さん、どう切り抜ける?
返事に窮し固まったままのT田さん。
年齢以上の風格漂うC子さんですが、どうしてどうして乙女のハートも持ち合わせています。
こういう時は 18歳!と言って笑いを取るんだ!
誰も君を責めたりはしない、さあ!男を見せろ!
後ろから一生懸命《念》を送る私
「…5」消え入りそうな声。へっ?5って一の位か十の位か、どっちやねん?
「5?その前は何?」オゥC子さんは一の位とみたか。
さぁ次はどうする?さぁさぁさぁ!
んん~ん、苦悩で悶絶するT田氏の背中…
その時新聞の一面が目に飛び込みました
「ねぇ、昨夜長野で強い地震があったらしいよ!震度6弱」
「ああー、11時だったがぁ」(正しくは10時8分)
ほかの面々も、ああ地震ね、ウンウン、エェ?等々
しかぁ~し、C子さんそれでもなお攻撃の手を緩めません。
満面の笑みで迫ります「ネェネェ3?」…!! 35 デスカ…
C子さんの真意はわかりませんが、
もうワシャァ知らん!大体自慢げに話したT田さんがイカンのです。
でもなぁ ネェサン、ここらで察してやんなはれ
※被災された長野の皆様には心からお見舞い申し上げます
両者男女問わず、共に若く見られることに快感を感じていると言うことですね。ふと入居者や事業所利用者の年齢を振り返ると、月日を重ねたな~と感慨深い方が多数いらっしゃいます。親御さんとの会話の中にも、病気をした時が不安といった会話が多くなりました。60歳前後の入居者の場合、将来を見据えた支援の形を具現化していかなければならないと感じています。まずは気持ちは若く持って健康的に過ごしていて欲しいものです。