病院に行ってるのかナ、腰が痛いって言ってたし歩き方がぎこちなかったからなぁ
いつもならもう帰っている時間なのにまだ帰らないS橋さん。
きっと病院だ、そうだそうだと思っていたら、
「同じバスだったよ、下大工町で降りでK君ど一緒に歩いて行ったよ」とT田さん。
あら、じゃぁ病院じゃないのか、Kさんと一緒なんて珍しいこともあるもんだ。
「一緒にどこ行ったの?」「知らねえ」
「マーチに遊びに行ったのかな?友達いるし」「さぁ」
でも、6時過ぎても帰って来ません。
「いっつも私より早ぐ帰ってるのに」通院で普段より遅く帰って来たE本さんも心配そうな顔。
「サッサと帰ってくりゃいいのにねぇ」マーチに上がり込んでいると決めつけた私。
T田さんも気になったのか「ドゴさ行ったんだが分がんねぇよ」と言いに来ました。
玄関が開き、帰って来た!と思ったらA麻さんでした。
「も~何してんだろうね」
「雨が降ってるから雨宿りじゃない」と全身びしょ濡れのA麻さん。
そっかやんだと思ったらまた降ってくるから帰るに帰れないのかな。
でも、もうそろそろあちらだって夕飯の頃です。
あくまでもマーチに居ると思い込んでます。イエ、思いたいんです。
マーチに電話してみるか、もう6時半だもの。
その時でした。「イマ、来たヨー」
「お帰りなさぁい!どこ行っての?」
「アノォ、アノ…」何か事情がありそうですが、何はともあれ無事帰って来てくれましたぁ!
「ゴメン後でゆっくり聞くね」まずは夕食の仕度が終わってからです。
チラッと見ると薬の袋を持ってます。
あら、やっぱり病院だったのか「どこの病院?」
皆が薬袋を調べてくれ「そこだよホラそこの」
そっか、八〇クリニックの整形に行ったのか。
すぐ近くに病院はあるのですがS橋さんは一度も行ったことがない筈です。
しかも皮膚科や歯科、内科それに産婦人科も入っています。
「ちゃんと整形に行けたんだ、スゴイね!」
ンフと笑い、実は最初産婦人科に行ってしまい整形の場所を教えて貰ったとネタバラシ。
そっか、ちゃんと教えて貰ったんだ。よかったね。
天性の度胸と愛嬌で今日まで生き抜いてきたS橋さんです。
ちょっと帰りが遅いぐらいでオタオタする事ないかぁ。
でもでも、何が起こるか分からないこのご時世です。やっぱ心配しちゃいます。
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