いたいの 痛いのー 飛んでけー!  

「耳が痛いんですけど、見てくれますか?」
土用丑の日の夕方、M田さんが珍しくお部屋から出てきたのでお手伝いしてくれるのかなっと思ったらやっぱ違いました。
あちこちに痛みがあるM田さんですが耳が痛いのは初めての事です。

「最近耳掃除した?」「いいえ」
「中耳炎した事ある?」「ないです」
「見ても分からなと思うけど・・」「見てください」
どれどれ、と痛いと言う左の耳を覗くと、確かに耳掃除はしていないようです。
でも、耳掃除ってやる必要がないって聞いた事があります。

見ても特に変わったところは見当たりません、右の耳と比べても分かりません。
「いつから痛いの?」「しばらく前から、少し様子見ようと思って黙ってました」
「どの辺が痛いの?外側」「ずーっと奥の方です」
なら素人が見ても分かる筈ないよー
「今日訪問看護の日だったよね、看護師さんに言った?」
「言ったけど、耳の事は分からないって」そりゃそうだ
「私も医者じゃないから分からないなぁ」

「じゃぁいいです。お姉ちゃんに電話します」
「お姉さんも分からないと思うよ」
「山姥さんが医者じゃないから分からないって言ってたって」
あ、そっち
「医者の勉強した事ないからねぇ、ご免なさいね。暑いせいもあるのかな」

耳が痛いからお風呂に入らないと言うかな?と思いましたがすぐそのあとですんなりお風呂に入ってくれました。どうやら今のところ我慢できないほどの痛みではなさそうです。

あ、そうだ!応急処置として
あの万病に効く特効薬
あの誰もが一度は恩恵に預かったあの魔法の言葉を唱えれば良かったのかな・・?

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