雪かきの季節がまたまたやってきましたね。
今朝目覚めると一面の雪景色が広がっておりました。
真っ白な新雪はそりゃもう美しく輝いておりました。
子供ならワクワク胸躍らせるのでしょうが、
悲しいかな、そんな純真な心はどっかに置き忘れた山姥
思わず はぁ~ と深いため息一つ二つ
パレットの駐車場は吹き溜まりになってるので秋は枯れ葉がどっと集まり
冬は冬で雪が降ると他所より幾分雪が深いんです。
今日は雪搔きしなきゃ帰れないなぁ
帰ったら帰ったで我が家の雪搔きしなきゃ車止められないなぁ
そんなこと考え朝から憂鬱な気分に・・・
あぁ、いかんいかん いったん雪のことは忘れみんなを送り出さなきゃ
バタバタと食事の支度をし掃除を終え
さていよいよ悩ましい雪搔きのお時間です。
でも今日の雪はサラサラ軽い雪でよかったわい
と、へっぴり腰でよたよたと、それでも山姥的には頑張って雪搔きしてると
お隣のアパートの雪搔きをしてる人
見かけない方なんで最近引っ越してきた人なんだろうな
そのお兄さんがダンプをもってこっちに来ました。
「ダンプのほうが大きいからいいですよ」
ちっちゃなシャベルでへこへこやってるのを見かねて貸してくれると言うことのようです。
「えへ、それうちにもあるんです」と立てかけてあるダンプを指すと
察しのいいお兄さんは「少しやりましょう」と颯爽とダンプを動かします。
情けないことに山姥にはダンプを押す力がないのでございます。
救世主はさっさかさっさかと勢いよくダンプを押し
ものの数分で あら不思議、雪山が出現しておりました。
「ありがとうございます!助かりました!」
お兄さんはダンプをアパートに戻すとすぐに車に乗って立ち去りました。
出勤前の忙しい時間にも関わらず他所の駐車場の雪搔きをしてくれるなんて
なんと優しいなんと慈悲深いなんとご立派ななんと素晴らしいお方なんでしょう!
今夜から山姥はアパートに足を向けて寝ません。
それにしても・・・
パレットの方々は出勤前は体力温存に勤しんでいるのです。
そうよね、朝から疲れて仕事に差し障るといけないもんね。
そりゃそうよ
そこは、エネルギーの宝庫ですぞ。皆、正義の味方であってしかも、遠慮深く声が掛からないと手を出せない作法の持ち主でもある。職場ではスーパー除雪マンで名が通っている強者もいるとか。