風物詩

今年もワサワサ集まって来ましたよ、色とりどりのカサカサしたやつ。
パレットの玄関前は吹き溜まりになっていて風が吹くたび落ち葉の集団が押し寄せてきます。

「お宅は一本も木がないのにこんなにいっぱい大変ですねぇ、このゴミ袋使ってください」
昨年秋、へこへこ落ち葉掃きをしていると気の毒に思ったのかお隣のアパートに住む町内会副会長兼清掃委員のMさんが、ボランティア用のゴミ袋を下さいました。
そうです、実は私もパレットのゴミ袋がよそからやって来た葉っぱに乗っ取られていく様に理不尽な思いがありました。だってみんなの共益費なんだよ、大事に使いたいのにぃ…
ボランティアのゴミ袋有難く使わせてもらってます。

毎朝玄関を開ける度　今日はどんな感じ？と地面を伺います。
私ホントは落ち葉の情景は大好き、風情があるというか、物の憐れを感じるというか…
秋ならではの光景じゃないですか。自分のうちならそのままにしておきたいぐらい。横着なだけ？
でもほったらかしておいたら雨でも降った日にゃぁ濡れ落ち葉って厄介モンになりますからね。

みんなご協力ありがとう　秋の風物詩です　

今年もMさんが「ゴミ袋もうないでしょ、持ってきますね」と言ってくださったんですが
「夏に町内会長さんから頂きました、まだたくさんあります」

実はこの夏ヘロヘロ草取りをし「もうそろそろやめようかっ」と立ち上がろうとしたその時
ちょうど通りかかった町内会長のMさんが
「オウ！やってらなご苦労さん。どりゃ今ボランティアのゴミぶぐろ持ってくらぁ」
去年Mさんに頂いたのがまだ残っていると言っても「なもイイヤ使いなせぇ」と持って来て頂いたんです

でもねぇ落ち葉はよそのもんだけど、雑草はパレットの雑草なんだよなぁ…
ボランティアのゴミ袋ちょっと気が引けるなぁ…って思いながら使わせてもらってまぁーす。