先々週、ジョイフルの利用者1名を対象に、色彩交流法を試してみました。 ジョイフルの施設長が行うのを隣で見学してきただけですけど。 学生の時から今に至るまでを色に例えて振り返ってもらいました。 「学生の時の色をイメージすると?」 「白」。理由は壁の色が白だから。 「印刷屋さんで働いていた頃の色のイメージは?」 「緑」。理由は機械の色が緑だったから。 始める前から色について考えるのが難しいと言っていました。
表現することが元々難しい人ではありますが、色を使ってとなると 更に難しさが増すようで、悩む時もあればなんとなくで色を選ぶことも。 また、色のイメージが自分たちが持つイメージとは違っているようにも 感じ、そのズレのせいで「これが本当の気持ち」と自信を持って 言えないかな~って言うのが正直な感想です。
悩んでます。 質問の意味を理解してから、色に例えるのが難しいようです。
「わかんね~な~」とか言いながら色を選んでいます。
最終的には「将来のこと」や「今の残念なこと」や「楽しかったこと」を 色で表現してもらいました。上のずれているカードが選んだ色です。 おそらく、質問の仕方や表現の仕方を工夫すると、色を使って 気持ちを表現できるのかなと感じました。 ただ質問をするのではなく、本人が答えやすい方法を使うってことも大切だな って思いました。おそらくそれが色彩福祉の「福祉」の部分なんでしょう。 今回はとりあえずやってみようということでやってみましたが、 スタッフ側の勉強や準備も必要だなっていうのが分かってよかったです。 先週にも違う利用者を対象に色彩交流法を試しているので、それについても 随時アップしていきます。お楽しみに~。
てすと