先日スタッフブログの方で簡単に紹介した「入浴支援」・・・!
Hさん、Rさん、Sさん、支援室からNさん、Fさんの計5名を連れて行ってきました!
全員お風呂道具を忘れず持ってきて、意気揚々とリヴェールへ!
そして昼休みの動物ふれあいデーを終え、着替えてからいざ出発!
私は男性ですので、Hさん、Nさん、Fさんと一緒でした(*^_^*)
パパッと服を脱ぎ「先行ってますよ!」と風呂場に向かうHさん、Fさんは1枚1枚キレイにたたみながらゆっくりと・・・。
服の脱ぎ方も様々、かかる時間も様々です。
そしていざ頭や体を洗う時間に。
まずHさんですが、メンバーの中では1番しっかり洗う事が出来ていました。
爪を立てて頭を洗っているのが気になり、「それじゃ頭痛くなるから爪を立てず、指の腹で洗った方が良いよ?」と言うとアドバイス通り「指の腹」でやさ~しく洗う事が出来ていました。
お次に支援室のFさん。頭も身体もあと一歩!洗い残しが色々とあり惜しい感じです。
自分からは見えにくい場所・・かかとからおしりにかけての後ろ側だったり、腕の後ろ側だったりを洗うのが苦手な様子。ですが、そこはスタッフがこすり方を見せるとFさんも真似て洗う事が出来ていました。ちょっと声をかけすぎてしまったので、背中はスタッフと洗いっこ!「かゆいとこはないですか~?」「ん~~~・・・ない」と。
最後に同じく支援室のNさん。Nさんは顔に水がかかるのが苦手なようで、シャワーは出すけれどなかなかその先に進めず・・・なんとか本人も頑張るけれど頭のてっぺんにちょびっとシャワーをかけるくらい。「目をつむってみて?」と目をつむって見せるも難しい。
そこでタイミングを見計らい、Nさんがシャワーに頭を近づけたところで少しだけシャワー口の角度を変え・・・ちょっと強引な気もしましたが、しっかり頭を濡らす事に成功。
その後は、シャンプーを手に取るところからスタッフを真似てもらい、自分で洗う事が出来ました。「自分で」といってもまだまだ練習が必要ですが、今回は一歩前進したのではないかな、と思います。身体の方もちょっとこすってはすぐ違う場所をこする、という感じでなかなかに難しい様子ではありましたが、Nさん同様、スタッフを真似てもらいつつ、ゆっくり洗っていくことが出来ました!
あとは皆でお風呂に入り。ゆっくり温まりながらお話をしようと思っていましたが・・・。
「先上がります!」とHさん。
「ここ、あっつい、やだ!」とNさん。
「ん~~・・やぱもう上がる」とFさん。
長湯が苦手なメンバーでありました。
そして風呂上がりにはコーヒー牛乳!・・
ではなくそれぞれ好きなジュースを飲んで帰ってきました!
ひとまず今回の入浴支援を終えて
「綺麗」でいる事って気持ちがいい事なんだな、と改めて感じてくれていればと思います。
この入浴支援を行う「目的」があります。
今回のブログでも書きましたが、洗い残しがあったり、自分ではなかなか上手く洗えないという方がいます。洗えない状態が続いてしまうと清潔を保つ事が難しくなってきます。
「身体を綺麗に保つ」為には、自分で洗えない所は誰かに洗ってもらわなくてはいけません。その洗ってくれる人というのがご家族やグループホームの世話人がほとんどだと思います。ご家族は年を重ねるにつれ、体力的に難しくなってくることも考えられます。
そういう時、私達スタッフがお役に立てればという思いと、スタッフのちょっとしたアドバイスや、洗い方の説明を聞き一人で綺麗に体を洗う事が出来るようになる方もいます。「何かを自分で出来るようになった。」が自信にも繋がり、就労にも結びついて行くと思っています。
この思いが入浴支援をする目的です。
私達スタッフはこの「思い」を忘れず取り組んでいきたいと思います。
支援の「目的」について考えるなんて、成長してきましたね、ぱしちっぷさん。日々時間の流れに沿って行っていることも、「目的」や「意味」を考えながら行うことで、「なぜかわからないけどできるようになった」ではなく「こうしたからできるようになった」と話すことができ、支援の本質に迫ることができるのではないでしょうか。