「お母さんにお話があります。Yくんは〇pod toutch をもっていますね?今も使っていますね?」という中二の息子の担任の先生からの電話でとっさに「何かやらかしたな?」とピンときました。
「お母さんはラ〇ンをやっているグループの中で、気に入らない友達を仲間外れにしたり、早退した友達を公園に呼び出す生徒がいることを知ってましたか?さいわいYくんは友達を中傷したり、早退しても誘われたからといって、公園に行ったりはしていませんでしたが、いつ何時それに気持ちが流されるかわからないですよね?常にそういう危険にさらされていることを、お母さんも覚えておいてください。本人には学校で注意しました。自分で今日学校で言われたことをお母さんに話すと言っていたので、詳しいことは本人から聞いてください。」という内容の電話でした。
小学校6年生の時、携帯電話ではないみたいだし、単純に音楽を聴くものだと思い、安易に買うことを許可してしまったことをあらためて反省しました。大人でもはまってしまうとなかなかやめられないゲーム。時間・場所に関係なく夜中にも鳴り続ける着信音。本人には何度も注意をしてきましたが、恥ずかしながら今まで親の力でやめさせることができずにいました。
「〇pod お母さんに預かってもらうことにしたよ。俺はそんなに意志強くないし、流されやすいから・・・。ラ〇ンも消したからもうやらないよ。」息子のこの一言で正直、私はひと安心。
母としては、友達を仲間外れにしないという思いやりを忘れていなかった息子、そして周りの友達がやっていても自分で善悪の判断をし流されなかったことに安心し、信じていてよかったという思いと、ダメなことはわかっていてもそれを止めることができなかった自分を反省することで、かなり複雑な気持ちになりました。
ある養護学校の先生からは、最近の生徒の今回と同じような携帯トラブルも聞いていましたが、まさか自分の子供がとは考えてもみませんでした。
仲間とのやりとりの中で、昨日までは仲良しだった大切な友達を次の日には死に追いやることがあったり、一人が発したひと言が次の日には学年全体の生徒が知っている情報になったり、今までは考えられないほどのスピードで情報は流れていきます。
時代の流れでどんどん新しいものができて、私は最新式のものにはなかなかついていけない今日この頃ですが、そうもいっていられないこの状況。
どんなことにでも興味関心をもって、利用者さんが今回の息子のようなことに巻き込まれないように、常にアンテナを張っておかなければならないと思いました。
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