この時期になると、必ず思い出すのが、Mさんのことです。
私が初めて担当を受け持った利用者さん。
ユートピアのことが大好きで、口癖のように何度も何度も「体が動くまで僕はユートピアで働きます。」と真っ直ぐな目で力強く訴えるMさん。
今思えば、自分自身に言い聞かせていたのかもしれませんね。
そんなMさんも、病気には勝てず、専門的治療を受ける為に青森の病院へ。
最初は、ことあるごとに、お見舞いに行かせていただきました。その度に、「早く良くなってユートピアでまた働く。」と真っ直ぐに私を見つめて訴えてくる顔をふと今でも思い出します。
私たちに会うたびに里心がついてしまい、会うことにより本人が余計につらい思いをするのではと思いお見舞いには行かず、年賀状でのやり取りが続いていましたが、ここ数年、年賀状がが届かなくなりました。
毎年、年末が近づく度に思い出す。
今も元気に楽しくオセロをしている姿を思い浮かべながら、師走に向け、大きく深呼吸。
























