昨日は中3の娘の卒業式。
なぜか校長先生の式辞を聞いても、送辞や答辞を聞いても、もちろん歌を聞いたらひとたまりもありません。
涙・涙・涙・涙・・・
なぜ卒業式では涙が出るんでしょうか?
お別れすることが悲しくて?
3年間の苦労を思って?
悲しい涙というよりはうれし涙、つまり子供の成長がうれしくて出る涙なんだと思います。
一昨日は、第二養護学校の卒業式に来賓として参加させていただきました。
この日も私は、娘の卒業式の予行練習をするかのように次から次へとあふれる涙を止めることができませんでした。
生徒は名前を呼ばれるとしっかり返事をし、それぞれの歩みで一歩一歩しっかりと校長先生の元へ。
(思わず心の中で「がんばれ、がんばれ。」と応援している自分。)
卒業証書を渡す時の校長先生が生徒に向けるとてもあたたかい眼差しと、心のこもった「おめでとう」の言葉。
(校長先生の「おめでとう」はひとりひとり全部違って聞こえました。力強い「おめでとう」、ゆっくりな「おめでとう」、優しい「おめでとう」などなど。)
私のうるんだ目には、保護者の方ひとりひとりの顔が、我が子の成長を誇らしく思い、満足しているように見えました。
そこで、私はハッとしました。
涙にくれている場合ではない、この大切なお子さんを4月からお預かりするのが自分たちの仕事なんだ。
そして、卒業式から数年後には保護者のみなさんに子供の成長を心から喜んでいただき、満足していただけるような施設にしなければいけないとあらためて思いました。
今、次年度に向けての計画を立てている最中です。基本的なことですが、利用者ひとりひとりのことを考え、ひとりひとりに合った支援をしていけるように計画をしっかり立て、それに合わせてスタッフの能力アップも目指していこうと心に決めました。
利用者の保護者のみなさんが、子供の成長を見て涙が出る場面が1日も早くやってくるようスタッフと協力して頑張ります。
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