私の名前を覚えてくれなかったFさんが、ある日すんなり呼んでしまい、「はぁ?」と思ったら聞けば単純なこと。
空気がひんやりしてきたなぁと、ユニフォームのブルゾンを着たその日、毎日恒例の「Fさん、私の名前は?」の問いに答えるFさん。
ふと視線を追いかけると私の左腕を見ている…あ、名前の縫いとりが…
「名札があればわかるもん」
ではと、時間をおいてブルゾンを脱いでから「Fさん、私の名前は?」と再度質問。
視線は腕の縫いとりを探しましたが、見つからなくてもちゃんと答えられました。
「一度見れば覚えるから」と本人談。
確かに私はずっとユニフォームなかったし、支給されてすぐ暑さがきて、ほとんどブルゾンは着てなかった…
なるほどぉと思いながらも、待てよ、シフトのホワイトボードには名前ついてるじゃん❗️毎日見てるでしょ?
ボードと本人に直に付いてる名札は別なのかな…
とりあえずこの件で、Fさんは耳からの情報より目からの情報が有効なんだと理解できました。
利用者さんの特性はそれぞれと思ってはいても、なかなか気付けませんでした。
あれからは、毎日ちゃんと名前を呼んでくれています。
そんなFさん、私の他にSスタッフの名前も覚えていなかったと思いつき、先日の昼休み、手近にあった紙にSスタッフの名前をひらがなで書いてFさんに見せてみました。
元々人の名前を積極的に覚えようとしないFさん、「別にいいじゃん」と紙を見ようとしません。
ちゃんと名前で呼んでくれればうれしいんだからと説得して、やっと見てもらい、本人を前に無事呼んでもらうことに成功。
そのあと試していませんが、多分覚えたよね?Fさん❗️
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