先日、八戸では雪が積もり、路面は圧雪により滑りやすく、所によっては溶けて氷になっている箇所もありました。
そろそろ冬タイヤを買い替えようかと思いながら、配達途中に信号待ちしていると、ツルツルの歩道を杖をつきながら恐る恐る進んでいるご年配の方が歩いていました。
「転ばないといいな」と半ば他人事のように眺めていると、1人の女性が近寄って転ばないように腕や肩を支えるようにして、そのご年配の方の介助をして、横断歩道を渡りきるまで付き添っていました。
あくまでも想像でしかありませんが、おそらく二人は全くの他人同士だった思います。
困っている人がいるなと他人事のように眺めていた自分と、困っている人にすすんで歩み寄っていく女性を比べ、とても自分が情けなく感じました。
人助けや親切心は、時に余計なお節介と捉えられることもあるかと思います。
助けるつもりが、逆に相手を不快な思いにさせてしまうこともあるかもしれません。
しかしながら、手を差し伸べないで見て見ぬふりをすることより、不快に思われるかもしれないけど手を差し伸べる方がよっぽど人間らしいと感じました。
言い訳にしか聞こえませんが、本部勤務になってからは利用者との接点がほとんど無くなってしまったので、利用者に手を差し伸べるという気持ちは薄れていたように思います。
また、当法人の支援スタッフにおいても、本当の意味での手を差し伸べる支援が出来ている人が果たして何人いるか、ふと考えてしまいます。
新しい年を迎えるこの時期に、今一度歩いてきた道を振り返り、その先に続く道を思い描くのもいいのかもしれません。
ひいてはそれがユートピアの明るい未来に繋がればと期待したいです。
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