おーっ、サブイ!と明々と燃える洋風薪ストーブに外から帰ったメンバー達が手をかざす。昨年作った薪がこの冬活躍している。この薪にこんなストリーが、小学校の危険倒木伐採の依頼を受け寒風の中、恐々と見守る校長の不安をよそに大木を的確に切り倒し搬出する木こりに扮した利用者メンバー達、そこにはチェンソーを意のままに操るベテラン利用者の存在があるのです。一歩間違えば校舎の屋根に激突しかねない場所、しかし彼の鋭い感覚は反対の狙った場所に乱れなく的確に倒して行く。唖然としているギャラリーお構いなしに倒れた枝を次々払って行く、すかさずここで活躍する「たてき号」男共は黙々と積み上げて搬送する。もしかしたらプロ以上かも知れない。その原動力は何か?と考えていたが結論を後回していたものを災の中に今思い出した。暖を取るだけで物足りないこのストーブの上におでんがあったらいいよねと、さすがに次の日おでん鍋が湯気を立てているではないか味の沁み込んだ大根は彼等の作品でもあり舌鼓している例のチェンソー男は笑声が絶えない。おでんがもたらす効果は抜群だ例の苦労話から利用者それぞれの特性へと話題は深まり「へー、そうなんだー」と、知られざる話題に感じた事は利用者皆自分の生き方を知っていてその道に忠実に従っていると言う事でした。街を散策する者バス、電車を乗り回す者そのパターンが変わらない事の事実からも覗える。逆に何もしないスタッフは以外と彼等より惨めかもしれない。さて、おでんも満腹となった所であの原動力とは?、再び思案にくれた、それは的確な指示力だ彼等はやる事がハッキリする事で想像を超える動きをする、それにはその人の特性を活かす事だと結んだ。このひと時の暖爛は一年の夜霧を晴らして去った様に思われ、真相から遠ざかる習性が無関心な現実を作り上げて行くそんな不安からこんな言葉を思い出した”明日死ぬかの様に生きよ、永遠に生きるかの様に学べ”と
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