Kさんのおこづかいは、毎日一定額になるように残金を確認して補填しますが、先月は残金が一円玉ばかりで、

「面倒がらずにコンビニで一円玉も使って支払うんだよ」と声をかけました。

すると今月は、なぜか1円も5円も一枚もなくなりました。

あれ?っと思いながら毎日気をつけて見ていると、やっぱり毎日ない…

おかしい…と思ってレシートを見せてもらいました。

お釣りで1円や5円を受け取っているはずでした。

「小銭はどうしたの?」と聞くと、「寄付しました❗️」張り切って答えるKさん。

寄付?

しばらく考えて、あーコンビニのレジにある募金かぁ、と思い付きました。

んー悪いことではないんだけど、なんて注意したらいいんだ?

とりあえずお金は大事に使って欲しいこと、小銭でも毎日だと大きな金額になることを話して、買い物の度ではなく数回に一回寄付することで納得してもらいました。

小銭をいちいち使うのが面倒だったのか、『寄付する』という行為が嬉しかったのか、きっかけはわかりませんが今のところ小銭は毎日顔を出しています。

そんなKさん、この度ご家族が転勤で八戸を離れられることになりました。

普段から、ご家族とは一定の距離をとっていましたが、諸手続きで久しぶりにご家族に会うことになり、スタッフ一同ハラハラ。

精神的なリズムが崩れると、行動が不穏になってしまうKさん。

手続きから戻ると、やはりその兆候が…

最近、少し調子が崩れぎみだったのもありますが、『家族』という存在の大きさが感じられます。

明日からの小銭にまた変化がないか、小さなことにも気を配って支援にあたりたいと思います。

 

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