この制度はこれからも安心して暮らしていくための制度なのですが、弁護士さんが絡みむのかな~等と思うと正直難しいイメージが先に立っていましたが、1月27日(土)と29日(月)主催者は別々でしたが成年後見に関わる研修会に参加してきました。

当法人では52歳男性Yさんと二人暮らしをする認知症のお母様に市内の弁護士さんが後見人として付いています。数年前物静かなYさんが易怒的となり、原因を探ったところ家庭環境の激変が考えられました。お母様の物忘れがひどくなり家事がままならなくなっていたこと、同居していたお兄様の突然死、降りかかった様々なストレスが怒りとして溢れ出したのでしょう・・・危うくなった家庭の預貯金を狙って親戚が頻繁に家に出入りをするようになりました。Yさんの通帳から多額の現金が引き出されたことを機に、障害福祉課・高齢福祉課・地域包括支援センター等に連絡を入れ、二人の生活を安定させるための会議を開きました。金銭的虐待事例にもあたり、被害が大きくならないうちにと、とんとん拍子でお母様に後見人を付ける話が進みました。とても優しく親身になって下さる弁護士さんと巡り合えたことは幸せだったと思います。

今では私たちの身近にある社会福祉協議会様の中に『八戸市成年後見センター』があり、具体的に分かりやすく説明をしてもらえます。制度が身近に感じられるようになりました。沢山のお金がかかる制度と思っていましたが、経済的理由で申し立て費用や後見人に支払う報酬が準備できないといった時には「成年後見制度利用支援事業」といって、費用の全額または一部を助成する事業があるそうです。興味深い話を聴くことが出来た研修でした。

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