リヴェールの利用者Sさん。リヴェールを利用し始めて3年目。
利用当初は「ペーパーハウスでの作業が好き。」
「ずっとリヴェールにいます」と頑なに言っていた彼。
今では回収作業や集草などの外作業でも活躍しております。
そんな彼も最近では「実習などにも行ってみたい」「色々経験してみたい」などと
更に自分を磨こうと。
Sさん、23,24日の2日間、八戸市役所にて実習をしてきました。
主な作業は封筒の開封とインデックスにハンコを押す作業。
元から手先はあまり器用な方ではないSさん。中々難しいものもあったが、
初めての作業でも慣れてくるとペースアップ出来る事もあった。
事前訪問の際はそれほど緊張した様子もなく、比較的スラスラと喋っていたSさん。
しかし、実習で本人が気になる事。それは「スラスラと言葉が出てくるか」。
普段、時々どもり(吃音)があるSさん。その事をすごく気にしていたのだ。
実習初日は緊張もあり、少しどもってしまう場面もあったが、気になる程ではなかった。
2日目、実習に入る前に「今日は特に何を頑張る?」か確認すると
「きちんと話せるかどうか・・・」
「じゃあ、作業も大事だけでも、今日は昨日よりスムーズに話せるように頑張ってみよう」
と声をかけた。
いざ、実習2日目、作業中などは昨日よりはスラスラと言葉が出ていた。
しかし、本当に最後の最後。「ありがとうございました。」の『あ』が出てこなかった。
どもりについて「あまり気にしすぎない方が良い」などと普段から本人に言っているものの、
今回は逆に意識させるような言葉をかけてしまっていた自分・・・
それが招いた結果かなと
本人にしてみれば大きな悩み。
もっと真剣に受け止めてあげるべきだった。
自分自身、もうちょっとどもり(吃音)について知っておこう。
そして、次回、実習などの機会があったら、再チャレンジしましょう。Sさん。
皆さんも、どもり(吃音)について良い対処法など知っていましたら教えて下さい。
わ、わ、私も実は学生時人前で話す時、どもりがちで自分の言いたい事が充分話せず悩んだ事があります。今考えて見ると頭で考えている事が話す段階で整理できてない事と、話す自信に欠ける事の様な気がします。どもり出すと止まらなくなり自分が何を話しているのか判らなくなり、更にあせり重傷になって行く。これに似た表情があります。話に夢中になり早口で語気が強く何を話しているのか聞き取れない人もいますよね。これ等は感情のコントロールではないでしょうか?。で、私の場合はこうして直しました。①話す時口を大きく開く ②話す事に合わせ「息を吸う、吐く」の繰り返し(息を吸ったら言葉と一緒に吐く) ③文章の様に 、。で区切って話す(間を持つ事で余裕が出る) でも、もっと楽しい対策方法は カラオケをガンガン歌う事だと言われていますよ。やややって見たらどうでしょう。でも一生懸命ですねこんなに思っていてくれる利用者さんは幸せだと思います。頑張ってください。
私は、今でもよくどもります。我が子もどもります。我が子は3歳頃から、
保育園でもよくどもり、他の子から真似をされて泣いていたこともありました。あまり、周りが気にしすぎないことも大切です。指摘してしまうと、話すことを諦めたり、話さなくなったりすることもあります。温かく見守り、どもっても、うんうんと聞いてあげる姿勢でいることが大切かと思います。
それから本人の記録を見ると、よくどもる時期、どもりが少ない時期などないでしょうか。