2月のある日、D新聞を見ていると
クリップ欄に気になる情報があり、申し込みをしました。
「人生の木(Tree of Life)~自分と、人と、つながりなおしてみませんか~」というワークショップです。
「1本の木の絵に自分の人生の軌跡記していき、人生を見つめ直し、語り合い、分かち合う」文章で書くと難しい感じがしますが、
カラーペンなどで絵や文字を使って紙に書き込んで
できあがったものはこんな感じでした。
『木』のそれぞれの部分に書き入れることが決まっていて、
根、幹、枝、葉、花、実などに
家族、尊敬する人、習慣的にやっていること、好きな歌、夢、目標、性格・・・
どんどん書き込んで自分の物語を作っていくのです。
進めば進むほど、どうしてそれが好きになったのか、
どうしてそういう職業についたのか、
こんなつながりがあったから今の自分があるんだ、
ということにあらためて気付きました。
自分はたくさんの家族や周りの方々との
つながりがあり、影響を受けて存在しているということ、
これからどんな自分になっていきたいのかを
この『木』をとおして考えるきっかけになりました。
この手法は介護の現場や医療の現場で使われているそうです。
八戸で実際に使っている高齢者のグループホームの事例発表もありました。
自分の人生を考える、自分の人生について語る、
人生の主役は自分であり、人生の最終段階について意思決定をするのも自分です。
体の病や認知症などで自分のことを語ることが難しくなった方には
語る手助けをしてあげれば、またこの『木』をとおして続きを語ることができるようになります。
高齢者の現場だけでなく、障害のある方にも何かしらの形で
支援に生かすことができるかもしれません。
これを通して自分がいろいろな事に気付いたように、
もしかしたら、利用者さんからも人生について
何か引き出すことができるかもしれませんね。
それ、面白いですね。それはだいぶ前にもありましたが自分の原点を見る事が出来ます。実はこの所二つ下の妹と手紙のやりとりが続いていますが、内容は幼年期の頃の思い出話です。そこには忘れていた貴重な経験が多く含まれていてそこには嫌な事、失敗だったり、親そして教師の教訓だったり自分を形成して来たものが一つ一つ追憶の中で蘇って今の自分に対照され改めて自分と言う人間を見る事が出来ると言う感覚です。これまで多くの勉学から得た事をどれだけ活用してきただろうかと考えると意外と少ないかも知れない。実は幼少期の影響が大きく残っているのに気付きます。