今年の6月第一日曜日は、県知事選挙の投票日です。
しかし、当日は私も主人も一日予定がびっしり。
ということで、人生初の期日前投票に出かけてきたのでした。
役所から送られてきた投票所入場券に、市内ショッピングセンターで
5月26日の10時から19時まで投票ができると記されていたので
家事を済ませた夕方に投票に行きました。
市内の各所では小学校の運動会、中心部ではイベントと、
投票日としてはあまりよくない条件が重なっており
投票所は閑散としていました。行ったら私たち家族二人だけ。
それに対して対応する職員が10名ほどという、人件費とか
効率とかいう言葉が頭の中をグルグルと駆け巡るのでした。
まず最初に、なぜ期日前投票をすることになったのか、という
理由を確認され、ちょっとした好奇心…と答える前に
担当者の方から「当日にお出かけのご予定ですね?」と
振ってきたので、おとなしく「はいそうです」と答えておきました。
その理由書を持って投票用紙担当に出向き、投票表紙をもらい
ここからは普通の作業になりました。
期日前投票を行うと、投票所として機能しているショッピングセンターの
割引クーポンがもらえる仕組みになっていましたが、
私たち家族にあまり縁のないお店の割引券だったので
頂かずに帰りました。
この期日前投票、ショッピングセンターのほか、指定施設投票所という
制度もあって、入院中の患者さんの為に病院であったり
老人ホームなど福祉施設でも実施されています。
ユートピアの施設では指定施設投票所にはなっていませんが、
グループホーム利用者さんがご自身で投票所に通われているのかな?
と考えるのでした。
自分の一票が世の中を変えるわけではありませんが、自分たちの
権利と義務について、ちょっぴり考えたのでした。
前回の県会議員選挙も市議会選挙も期日前投票致しました。その時思ったのが、自身が使わなくてもクーポン券持ってきて利用者に使わせても良かったかな?と思いました^^v1週間くらい有効期間があるので。
ジョイフルTさんが買い物をする時に渡せば良かったと少し後悔。
肝心のTさんは投票しに行かなかったようですが、他にも投票しないと言う方が居て残念でしたね。
どんなに国民として…云々と言っても自己決定ですからね💧
因みに老人ホーム勤務時、期日前投票がありました。
事前に入所者に投票希望を取り、選管に連絡。投票用紙はその人たち用にその枚数しか来ない。当日になっていきなり投票したいと言っても出来ません。準備も選管が来て行うのではなく、その施設の職員が準備し当日立ち合いは施設園長(必ず)や主任以上3名で行います。介助に当たる職員は、選管職員の代わりになるので、厳正公正に行う為に立ち振る舞いなど厳しく注意を受けます。入所者に「書いてけろ」と頼まれても特別に障がいが無い方はきちんと自身で書いてもらいます。仮に若干間違っも完全な無効票にはならない仕組みです。
他県で老人ホームでの不正が取り上げられましたが、票の取りまとめ等行ってはいけません。
と、簡単に言うとこのような感じで執り行われます。
私はまだ期日前投票は利用した事ないですが投票率をアップさせる策として定着していると感じます。選挙で思い出すのはユートピアを立ち上げる資金づくりとしてお世話してくれた市議会議員の計らいで掲示板に各候補者のポスター貼り作業を請け負い死ぬ様な苦労した事です。選挙は怖いの一言です。私達も利用者さんに社会参加として選挙の事、投票への後押しをする義務が生活支援の立場からもあるものと思います。しかし、自信で選ぶ事の難しさとこれに保護者の都合が加わり選挙では自立の機会を活かせてないのです。又。公正な立場からもそれに触れる事がタブーと言う風潮もあるでしょう
一歩間違えば非難の的となる選挙、ここにも選挙の怖さがあるのです。