ぽちゃり型のMさんは、主に作業室で衣類に関する作業:衣類重ね、たたみ、値付け等を行っている。
高齢化すると共に確実に人間の気力、体力の低下は著しい。
本人も最近、作業中「あっちが痛い。」「こっちが痛い。」「家に電話して。」「○○曜日は歯科通院。」
と頻繁に体調不良を訴えている。
Mさんはそういえば人生折り返し地点。老化は防げないにしろ本人の気力、体力を少しでも維持、アップする手段、方法はないものか?
出来ない作業を提示するより、本人が「今日も来たい。」「楽しい。」と思える作業は・・
本人は「ポップ作り」となると目を輝かせ夢中になり「上手い?」と報告にくる。
カルチャー講座のように「書道」「アクアビックス」「絵画」「楽器演奏」と
本人が内容を選択しながら今の気力、体力を維持し、生活介護もありの一日を
過ごせたらどんなに良いだろう。
しばらくは移動支援で気分転換をはかるしかないのだろうか?
楽しめる作業の提示方法の模索は続く。
Mさんには、家から出たくなくなる前に(リヴェールに来たくなくなる前に・・・というか、最近はもうすでに毎朝出かける準備をしなくなり、迎えに行っても待たされることが多くなっていると、送迎スタッフから聞きましたが・・・)お風呂に入って、少しだけお仕事をして、後は好きなことをして過ごすということを提案していきたいところですね。
なかなかご家族に理解していただけないところが、歯痒いところです。