今年度私の目標は『チェンジ』です。
先日、体験利用をしたKさんを通して、感じたことがあり、この目標に決めました。
実はKさん、実習4日間でいろいろな問題行動がありました。
床にツバを吐く、壁にらくがきをする、女子トイレに入ってしまう・・・などなど・・・
最終日、お母さんとお話をする機会があり、そこで自分たちの支援はどうだったのかを考えさせられました。
床にツバ吐いたのは、口にたまったツバを飲みこめないため、家では洗面台に出していいと話していることを聞き、
家と同じ洗面台がないため、どこに吐いていいかわからず床に吐いてしまったのではないか?
これは、事前にもっと本人の行動の特徴などを情報収集していれば予測や理解できたかもしれないことだったのではないか?
女子トイレに入って歯磨きをしようとしたことについては、そこが女子トイレであることがわからなかったのではないか?
これは、男子には説明する必要がないため、女子トイレの場所を教えていなかったことと、
女子トイレの扉が開けっ放しになっていて女子トイレのマークが見えなかったことが原因なのではないか?
『問題行動』というひと言で片付けてしまうことは簡単です。
でも、私達、支援者側の配慮や理解が足りなかったために起こったことではないのか?
彼の問題行動があったからこそ、いろいろなことに気づくことができたのではないか?
見方を変えれば今回のことが自分たちの支援を振り返るいい機会になったのではないか?
少しでも利用者のみなさんがいいチェンジをするように、自分自身も常にいいチェンジをしていきたい!と思います。
コメント
コメントする
コメントする場合 ログイン してください。