「7割が結婚や育児支援を要望」
知的障害者の家族らに調査した結果だそうです
北海道のGHの報道以降、こういったニュースを多く見かけるようになりました
別の記事で、
「障害者がある方へのアンケートでは多数の方が恋愛、結婚に否定的な対応をされた経験があると答えた」
という記事も見ました
そこには「障害者が幸せを求める権利が制限されている実態がある」と書かれてありました
施設に通う利用者の皆さんにアンケートをとれば、
ほとんどの方が「恋愛したい」「結婚したい」についてYESと答えるでしょう
誤解を恐れずに言えば、
自分も障害のある方への恋愛に対して否定的な姿勢をとった事があります
人間関係のみならず、金銭も絡んだトラブルもたくさん見てきました
ここ数年ではSNSを通じて手当たり次第メッセージを送り出会い求めるなど
スマホを駆使して様々な事が出来てしまう中、
トラブルが発覚してからのフォローではどうにもならない事も多々ありました
事業所では利用者間の住所や連絡先の交換も推奨はしていません
住所を知り用事もなく自宅を訪ねたり、用事もなく電話をしたりしてしまう方がいるからです
ここでの「用事」はその時のご本人にとっては必要な事だったのかもしれません
が、振り返ってみれば急を要するものはまずありませんでした
常識やモラルよりも、興味関心が勝ってしまう方がいるのが事実です
全ての方がそうであるとはもちろん言いません
が、自分が関わるとなった以上慎重にならざるを得ないというのが正直な感想です
子育てにおいても現行法できめ細やかな支援を行う為の整備はなされていません
しかし、親のたくさんの責任と判断が伴う育児を
「支援ありき」で考えるのはどうかと思ってしまいます
利用者さんの「幸せになる権利」を侵害する為に関わる支援者はいません
報道される端的な見出しを見る度に、
安定した生活を守る為に昼夜問わず利用者さんと関わる現場がある事も
知っておいて欲しいと思うのでした
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