毎月剥がしてきたカレンダーがとうとう一枚だけになってしまっている。時を刻み季節を感じて便利にもスケジュールを記し、自分をコントロールしていて来れているカレンダーは秘書として優秀な存在である。もし、このカレンダーがなかったらどんなだろうかと。今も、先も見えない毎日は明るいのか、暗いのか想像していると動物にはそんなものは無く本能で生きている。いや、その方が生き易いのかも知れないと思ったりする。人間の作った文明カレンダーに支配されている事が気になりだして来た。過ぎて来た日々を一体何をしてきたのだろうか。そしてその結果は問題はと続く。残った一枚は語るはずもないが確かに一年の終わりを告げている過去を振り返っても後戻りは出来ないとカレンダーは忘年会を記している。なるほど忘れてリセットする事で清爽な気分で新年を迎えられる事だろうと。歳忘れ、ここにも人間の知恵があったのかと苦笑しながらしかし、本当にリセット出来るか心配である。
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