昨年12月からA型事業所を利用しているNさん。はじめは順調に仕事に取り組んでいたのですが、ここ数ヶ月、早退や欠席が続いています。その理由として、本人は身体の不調を訴えていましたが、モニタリングを重ねていくうち、人間関係などで悩んでいるという事が分かりました。仕事に取り組んでいる中で、その場にいられないほどの不安感に襲われてしまう、スタッフにサポートを求めたくても、何度も同じ事の確認をすると、呆れられてしまっているのでは?と、いう勝手な本人の思い込みで落ち込む、一緒の作業を担当している利用者より動きが遅いから煙たいような顔をされる…などなど、そのような事はないのにちょっとした事を考えすぎてしまい、身体が不調な感じがしてくる。

そこを改善しなくては今後A型事業所の継続利用は難しくなってしまうと思い、A型事業所のサビ菅さんへ無理なお願いをし本人の思いを聞いてもらう機会を設けてもらいました。Nさんと事業所のスタッフ数名で面談をしていただきました。この面談で、支援に携わっているスタッフとNさんとの関わりがスムーズにいっていない事、スタッフが利用者支援ではなく、目の前の作業のノルマをこなす事だけにとらわれてしまっている事などなどが約1時間半に及ぶ面談で分かったようです。

この面談で、Nさん自身これからは頼れたり相談ができるA型事業所のスタッフがいるという事の確認ができたよい機会になったようで面談後は早退もなく表情もよくなり仕事に取り組めているようです。また、A型事業所側では、仕事のノルマにとらわれスタッフが作業を一生懸命こなすのではなく作業の流れを見て利用者をうまく配置して仕事をこなしていく事、それぞれの作業の部署にリーダーになれる利用者を配置するなどなど、様々解決案を検討し取り組みをはじめたようです。

面談後は調子良く仕事に行っているNさん。ちょっとした事がきっかけですぐに元に戻ってしまいそうですが…。 A型事業所の利用をできれば続けていきたいというNさんの気持ちをくみとり、相談事業所、A型事業所でこれからも連携して取り組んでいきたいと思います。

コメント

ふむ、ふむ 何回かこの様な繰り返しで少しづつ成長していくもの思いま 
 
すので長期的な対応が必要と思います。しかし、支援活動の中で事業所の問

題以前に大切な事は御本人の生活パターンですが、大丈夫でしょうか。よく

ある夜ゲームとかです。「健全な精神は健全な肉体に宿る」と言うものなり

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