先週から我が家では「胃腸炎」が流行しておりまして、家族が次々と倒れていく中、

ついに火曜日あたりから、私の体内のウィルスが活動を始め、数日間の苦しみを味わいました。

思えば、胃腸炎なる病気を発症したことが今までなかったので、いつまで続くか分からない苦しみは、

耐えられないほどではないにしろ、じわじわとその脅威を身体に植え付けていきました。

週末に入り、やっと本来の調子を取り戻しつつある我が身体は、胃腸炎の症状はほとんどないのですが、

まだ身体の中に潜んでいるような気がして、なんともすっきりしない今日この頃です。

 

福祉の駅白銀店のスタッフとなったNさんもここ数日間は体調不良が続いているようです。

本人からの話を聞く限りでは、まさにそれは胃腸炎なのですが、私よりも発症が早かったことと、

痛みを感じる部分が現在は下腹部にあるという点からは、それはすでに胃腸炎ではないのかも?と感じ、

その原因は何か少し本人と話をして探りを入れて参りました。

 

今日の夕方から行われる「ユートピアの会後援会総会・懇親会」にも体調が優れないから欠席をしたいと申し出てくることも。

体調が悪い中でもスーパーでもバザーに行くのは本人持ち前の「責任感」とスタッフとしての「自覚」だと本人は言います。

ならば、後援会総会・懇親会にその責任感や自覚はないのかと尋ねると首を横にかしげます。

そこで、今日の後援会におけるNさんの役割について説明をしました。

日頃お世話になっている後援会の皆様にNさんを就職者として、また駅のいちスタッフとして迎え入れたことの報告をしなければならないこと。その場に本人が不在となっては、果たしてそれは一般就労したと言えるのだろうか?体調が優れない原因は他にあるのではないか?バザーは体調不良ながらも頑張れたではないかと…。様々な話をしてきました。

次第に表情は明るくなり、それならば後援会総会・懇親会に出席すると言ってくれました。

 

Nさんは最近はお腹をさする仕草をよく見せるという報告は他スタッフから受けていました。

Nさんと話をしてみて思ったことは、「体調不良であることを気にかけてほしい、体調不良でも頑張っている姿を認めてほしい」という気持ちの現れなのではないかということです。

4月からの試用期間が6月末で終了となります。この3か月間Nさん本人の中で様々な思いが交錯してきたことでしょう。仕事での失敗を引きずってしまうことも。そんな中での体調不良は精神的に彼を追い詰めてきたのかもしれません。

しかしながら我々支援スタッフとして彼を支援出来ることとすれば、彼が何を主張したいか、そんな彼に何をしてあげられるか、彼を如何に理解できるかでしかないと思いました。

ひいてはそれが彼の成長につながっていくことだとすれば、今はもっと彼の話を聞いてあげる時期なのかなと感じました。

法人全体でもっと寄り添う姿勢を身に付けていかなければならないのかもしれません。

コメント

後援会でのスピーチは立派なものでしたね。
さすがだねと、褒めちゃいました。
できていることを褒め、少し後ろ向きなことでも
こちらが期待しているよと背中を押してあげれば前に
進めることも多いはずですね。

後援会でのNさんのスピーチについて今日作業中にチラッと聞いてみました★
私「どうだった~?」
Nさん「なんも全然緊張しなかったよ。もう慣れた。」
・・・・・?!!!
なんと返して良いか分かりませんでしたが自信に溢れていたそうですよ。

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