当初、今週末までSダックスカラオケ店で実習予定だったKさん。
初日から生活支援センターから「kさんにとって仕事内容が許容量こえてませんか?
能力的にこなせるでしょうか?」と心配して頂いていたのです。
私個人としては、経験して失敗しなければ自分にとって何が必要なのか?何が社会人として身につけ
なければならないのか?わからない。結果よりは過程を大事にしてほしかったのですが・・。
本人の未来を考えた時、落ち込んで引きずるより切り上げ、次なるステップの準備をした方が良いと
判断しました。本人の能力や適性が職種にマッチしていることが就労を継続できる鍵ですから・・。
むろん、本人の意思確認をしたところ、単一な内容の仕事が良いと言っていました。
実際に切り上げることを本人へ告げると混乱し、泣きじゃくってしまいました。
失敗で落ち込むことがあったのは確かですが、楽しさも感じることが出来たようで、
最後までやり遂げたかった気持ちもあったのでしょう。
「決してこの経験は無駄にはならないよ。自分の顔を見てごらん。この1週間で顔つきが変ったよ。
とても良い笑顔になった。成長の証だね。」と言葉をかけると蔓延の笑みで返してくれのです。
早々に委託訓練が始まります。次回は大きな実りとなりますように・・。
進学で上の学校に挑戦し何回か失敗してるとすべてに自信を失って引きこもる人達がいます。落ち込んでしまう前に身の丈に合ったその人の環境を探す事も大切と思います。焦らずに