今日は穏やかな日和に誘われて農作物の見回りにと勤しむビニールハウスの冬支度を見たらすでに準備が出来ており

気温は三十度もあり野菜はイキイキと成長してとりわけキュウリの成長は目覚ましく自分もついつい元気をもらう。

いつもと違う野菜の元気は毎日手を掛けるM氏の愛情の成果で勉強の成果でもある諦めないやれば出来るの繰り返しは一つ一つの難題を乗り越えて行く。

冬を越すネギを案ず今年借用した広い畑に立った、どこかで記憶のある匂いに気をとめその記憶を辿って見たが判然としないまま小さなネギに声を掛けていた、冬越しがんばれよと。

おばあさんがねこ車に箱を積んでこちらに向かって来るのが見えた。ああ、あの人だと挨拶せねばと近づくと見慣れた例のおばさんだった。この人と話したら長くなるなと思いながら話を聞いて行くと夏祭りの話となり盛り上がった。このさびれた田舎にあれほど盛大な祭りを仕掛けたユートピアはすごいと。時間の制約もある為話題をそらそうと思ったら案外簡単に話に終止符を打って「これ、持っていがせー」と箱に入ったジャガイモを指した。これは自分が作ったもので泉山に大変世話になったので食べさて下さいと言う。泉山とジャガイモ、どうも相性にピンとこないが丁重にお礼を言い軽トラに積み振り向いたらあの匂いが。思い出した、子供の頃秋に収穫した畑で遊んだ時のあの匂い、そうだ、秋の匂いだ。持っていがせーがそのロケーションに吸い込まて行く様な感覚でそこを後にした。どっとはらい

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