おばんです!ジョイフルスタッフのTです。
色男シリーズも第3弾になりましね~
利用者のIさんも回数を重ねるごとに、伝えたいことを頭の中で組み立てて話せるようになってきました。
色彩福祉では同じ質問でも、一定期間を空けると答えが違うことがあります。それが本人の心境の変化であり、成長だからです。
例えば先月と今月で同じ質問をしました。
「あなたが1番好きな色は?」という簡単な問いです。これに対してのIさんの答えは
5月「青です。さわやかな色で、見ていると優しい気持ちになります。」
6月「青です。海の色に見えます。昔は家族で貝を拾いに行きました。天候次第では濁ってしまうこともあるけど青が好きです。」
どちらが正解かという事ではありませんが、私は今月のIさんの言葉が好きです。表現が豊かで家族との思い出が詰まっており、文面からその時の情景が浮かんできます。
最後の“濁ってしまうこともあるけど…”が深層心理に近づくための鍵になると思うのですが、今の私では上手く紐解くことが出来ません。
今後も色彩交流を通して私自身も学んでいきます。
Iさんは普段の会話でも逆接で文章が終わる事が多いように感じます。好きなスポーツの話題でもなんでも、楽しい話題+少し残念な話題、みたいな感じですね。それが彼のどういった心境を表しているのか、謙虚さ故なのか常に自分を戒めているからなのか…。なんにせよ、慣れていく事で具体的に話が出来るようになった事は喜ばしいですね。