本日はリヴェール施設長による新人研修でした。
テーマは「作業にあたっての心構え」です。
ここに水が半分入っているコップがあります。
あなたはどう思いますか?
コップは大きなコップだったのか、小さなコップなのか
誰かの飲み残しなのか、これは片付けてよいのか。
もちろん受講者によって、すべて回答が違います。
人によってことばの受け取り方が違うのはわたしたち健常者も同じです。
きちんとした情報を伝えないと、他の人に違って伝わる。
ということを、支援スタッフは心得ておかなければなりません。
指示されたとおりに書いてください。
【指示の出し方A】
大きな下向きの△を書いて下さい。
小さな三角形2つと黒い小さな三角形を2つかいてください。
小さな黒丸を2個かいてください。
×をかいてください。
中くらいの○を書いてください。
【指示の出し方B】
これからきつねを描いてもらいます。
大きな三角形をとがった方が下向きになるように書いてください
大きな三角形にくっつけるようにして
きつねの耳になるようにとがった部分を上にして小さな三角形を2個書いてください。
その三角形の中に黒い小さな三角形を2つ書いてください。
次はきつねの目を書きます。
きつねのひげになるように×を目の下に書いてください。
最後に大きな▽の下にあるとがったに黒い丸をかいてください。
指示Aの出し方では到底きつねにはなりません。
さて、では利用者さんへの指示の出し方はどうでしょう。
本人に分かりやすく、1つ1つの指示は端的に。
が基本です。
就労支援の利用者さんは、工賃をもらうために仕事をしに来ています。
時には作業をやりたくないという利用者さんもいます。
そんな時、どうしたら本人を作業に戻ろうという気持ちにささえられるか。
視覚、聴覚、ことばを使って話をする。
表情、声のトーン、環境を考慮して話をすることが大事です。
スタッフは、毎日利用者さんから夕飯は何を食べたのか、家でどんなことがあったのか、
情報収集をし、利用者さんの変化や異変に気付ける習慣が必要です。
今年のテーマは「気付き」、スタッフの声掛けで、利用者さんが困っていることが分かります。
スタッフも実際に利用者さんの対応で困った時、どのようにすればよいのか
実際にシミュレーションをしながら研修に取り組みました。
明日からの支援に活かされることを願います。


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