グループホームは、集団の生活で、いろいろな方が利用されていて、楽しいことがたくさんありますが、時には悩みを抱え込んでしまうこともあるようです。
少し前のことですが、まきばの利用者のTさんとご家族、関係職員で、集まりがありました。いろいろと気にすることが多いTさんは、まきばの生活でも、言い出せないで悩んでいることが多く、「家さ、帰りたい・・・。」と言うこともしばしば。ということで、いろいろな思いを話してもらい、これからどうしていこうか考えましよう、ということになりました。初めは言いにくそうにしていましたが、次第に、思いを打ち明け、笑顔も。「晩ご飯の手伝いは頑張ってる!」と、自分のいいところにも気づいて、そして、「もう少し頑張ってみるが!」と、前向きな気持ちになってくれました。「もう少しってどれくらい?」と、突っ込まれると、「あと1年?・・・2年?・・・。」 職員Cさん「あと、2年だね!それまで頑張ろう!」と、見事に話しをまとめ、Tさんは、もう少し(あと2年)まきばの生活を頑張ってみることになりました。
その後、何かあるごとに、「いや~、あんなこと言わねばいがった~。」と、しきりに後悔しているTさんですが、表情はずいぶん明るくなりました。『もうちょっと頑張ってみるがな。』いい言葉だと思います。まずは、あと2年。頑張れTさん。
ほんと、毎日毎日後悔してはこちらの助言を待たずに「もうちょっと頑張ってみるがな」と自分で納得しているTさん。ぼやきからの流れは日課ですね。ジョイフル内でも前向きな発言の直後に撤回しては、ツッコミを入れられているTさん。自分は「厳しい人」と受け止められているようですが、仕事の疲れを癒す空間としてまきば、これからもよろしくお願いします。