夢　ふたたび

「ハズレ…」「あだれあだれ！…はずれだぁ」
残るクジは3枚。Ｍ子さんとお家に帰っているＲ子さんそしてＥ田。
「まだＭ子ちゃんだべ。Ｍちゃんで決まりだな」と牛タンは百発百中でもクジには縁がないＴ田さん。
「なんでそやって決めつけるの！やってみないとわがらないよ」とＣ子さんとＥ本さん。
「でも確率は高いよ、３ぶんの１だもん」

皆が食卓に着き食べ始めたころ、いよいよ真打ち登場。
缶の中から取り出したクジをゆっくりと開きます。
皆が固唾を呑んで見守る中アンニュイに（寝ぼけ半分とも）「当たった…」
今日で３日目、なんと３日とも当たりクジを引き当てたＭ子さん！
宝くじ買えば当たるんじゃない？
「今、３億８千万だが９千万の売ってらよ」
「当だったらパレットをあだらしくして、皆で旅行に行ごう。でも余るね、あどどやすＴ田さん」
とウキウキＣ子さん。
「余ったら貯金だべ」
ちょっと待ったぁ、買った人のお金なんだから勝手に使わないの。
ってまだ買っても当たってもいないんですけど…

事の始まりは１０月１日の朝。
「掃除機が当だるってよ」いつものように朝刊とチラシのチェックをしていたＴ田さん。
ふぅん掃除機ねぇ。掃除機去年買ってもらったばかりだもん　と気の無い私。
「乾燥機みたいだのだよ」掃除機？乾燥機？どっち？
「布団掃除するの」とＥ本さん。
なんですとぉ‼それってそれってあの愛しのレイコップ❣
　
「運がいい人の名前で出せばいい」とＴ田さん。
でも「〇ー〇ー東北」の読者プレゼントで購読契約者名で応募する決まりです。
じゃぁ強運の持ち主が投函すればいいんじゃない！
よし！最強の幸運の人を見極めるために毎日くじ引きをしよう！

待ってろよぉ～レイコップ❣今度こそ！今度こそぉー‼