これまで行ってきた生産活動会議は、売り上げ目標に対しての進捗状況
や今後の目標達成方法などを話し合う場であった。
しかし、今日の会議は、各作業場のあり方についてそれぞれ意見を出し合った。
どうしたら利用者が作業に対して、「やりがい」や「楽しみ」を見いだせるのか。
今日のテーマは「ペーパーハウス」。トラックで回収してきた資源物を仕分けたり、
新聞をシュレッダーにかけて敷わらとして製品づくりをする場所である。
音楽をかけてみての経過報告、作業効率は下がらないとのことで、次へのステップ
として利用者が自分の好きな曲を1曲かけてみることとした。
次は作業配置について、これまでのスペースを有効活用し、どの場所からでもスタッフ
に話しかけられるコの字にしてみてはという案が出た。
また、作業場の特徴として興味をそそるような本もある。休憩時間に特化して、
仕分けで出てきた好きな本を読んでも良い時間とする。
休憩時間についても、ガーデンテーブルセットを持ち込んで、本を読みながらコーヒーを
飲める雰囲気づくりをしてみることとした。
また、色彩福祉を活かして、ハード面の課題となるが用途によって、休憩場所、作業場所
各資源物の置き場所が明確に分かるように床に色分けしてペンキで塗ってはどうかとの意見が
出た。どのスタッフも作業場にいろどりが欲しいと意見が一致した。
このような話をしていると、若手スタッフも話すことに抵抗がなく、意見を求められても
自分なりの思いを伝えてくる。全員に話を振り、納得した上で話を進めたい。
時間がかかりすぎだと感じるスタッフ、どこまで現実化させるつもりなのかと話すスタッフ
色いろな想いがあったであろう。でも、お互いの想いを利用者支援の為に話し合い、全員が納得
した上でものごとを始めたい。だからこそ、スタッフの意見をソフト面とハード面に分け、
明日からできること、素案を出して決済を取りながら進めることに分けた。
生産活動会議が、リニューアルし、本当の意味での作業支援会議になることを願いたい。
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