生活介護のYさんは、普段から就労メンバーと一緒に活動します。
体は不自由ありませんし、目を離した隙にどっかに行ってしまう、なんてこともありません。
それどころか、スタッフが所用で出かけるのをよく見ていて、
「どこ行ってたの?」
と興味津々。自分も連れて行って欲しいアピールです。
そんなYさんがいると、周りの就労メンバーも自然と気遣ってあげるんです。
超マイペースなOさんも、いつもなら脇目も振らずずんずん行くのに、Yさんを振り返って声をかけながら確かめて歩いたり。
Fさんも作業の様子を見ながら次の段階を教えてあげ、みんなちょっとだけお兄さんぽく(実年齢関係なく)なるのが微笑ましい。
Yさんはと言うと、そんな周りに甘えるわけでもなく、かなり重いものもしっかり運べる力持ちです。
そしてラジオに合わせて歌を歌い出したり、時報を真似たりして周りを和ませます。
この時報、他のメンバーもお約束になってしまいラジオに合わせてみんなで、
「ポーン🎵」
誰が出遅れた、忘れてたぁとその度に言いあって楽しんでいます。
みんなを癒してくれるYさんですが、数カ月前からゴミ集めが担当になりました。
お掃除するよの声がけに、
「ゴミ?やる?」
と確認して集めていましたが、最近では言われなくても集めて歩きます。
ゴミ箱の置場所を間違えたり、取り残しがあると、
「あれぇ」
と言いながらやり直し。席で仕事中のスタッフには
「ゴミください」
「ありがとうございます」
と、きちんと言えるようになりました。集めたゴミはどこ?と聞くと
「3番❗️行ける❗️」
と頼まれるのが嬉しそうです。
すっかり『自分のお仕事』になりました。役割をしっかり受け止めて前進していくYさんです。
コメント
コメントする
コメントする場合 ログイン してください。