角田光代の小説の一文で【こどもは怖いもの、汚いものを見なくて済むように、周りの大人が隠してくれる。大人になるということは、どんなに嫌なものでも自分で見なくてはいけないということ】とありました。
何でもない一文ですが、あーそうだよねぇとなんとなく頭に残っていました。歳をとれば大人というわけではなく、じゃあいつから自分は大人になったろう?とふと考えてしまいました。
さて、利用者Fさんは朝は利用者Iさんと一緒にバスですが、帰りはお母さんがお迎えにみえます。
時折発作があるFさんの様子について毎日お母さんにお伝えするお迎えの時間ですが、先日から「帰りもバスで一人で帰る!」と自ら宣言し、実行に移しました。
バスの時間が近づくと、Sスタッフがすぐ目の前のバス停に移動するよう声をかけていますが、Fさんはなかなか動こうとしません。
「まだ来ないから」、「目の前だし」とグズグズと玄関から出ようとしません。
やっぱり一人だと寂しいのかな?
こちらも「そうしてるうちに置いていかれるよ❗️」、「余裕をもって動くの」など、手を換え人を換え声をかけながらバス停に促す毎日。
結局、こちらを振り返りながらバス停に向かいますが、そんなに寂しかったらまたお母さんに来てもらうよ!と最後の切り札を出すと、「大丈夫だもん❗️」と即答です。
何がきっかけなのかはわかりませんが、Fさんなりの成長の一つのステップなのでしょうか。
無事に帰ってくれるよう気を揉みながら、Sスタッフと送り出す策を考え見守る日々です。













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