あいにくの雨、ホコ天に水を差すイベントの大敵の雨にそそのかされハッチにと、濡れた体に一杯のコーヒーと行くか。視界にマスクをしているものの見覚えのある彼女、視線をそらしこコーヒーを口にした所やはり、声掛けられた。後の祭りで機関銃の言葉が襲う。コーヒー飲む?とタイミングを外すつもりが予想通り飲む飲むと、あれっ、コーヒーダメじゃなかったの?と訊いたのが尚悪い、その話題に話が移り得意のシャベリが迫って来る。それを断つ為に早くコーヒー買って飲んでとお金を渡した所それを近くで見ていたであろう別の人物が、これもマスクをしているものの当法人の利用者で馴染の眼つき男。わさも、と、飲むのが?、当たり前だべー と手を伸ばす。ほらー とお金を渡すとコーヒーとは別な方向へと消えた、やられたと思っていたら背中を叩く人が、振り向くとこれも又あの人、その後ろにもあの人。何で皆こんな所に来るのー?。 テーブルこしに皆の話がざわめく、例のシャベリの女がやはりリードしている。オレ先に帰るからと席を立つと、バイバイとあっさりこれも彼等の特徴の一つかなと思いながら外は秋雨、やはり皆人恋しいのかなと思いつつ障害者がこの様に普通に街で戯れる事など以前は考えられない事でこれまでの活動の成果と時代の変化を満喫しながら車のワイパーにはかれる視界と重なる福祉社会の現象に気付いた。

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