こんばんは!ジョイフルスタッフのTです。
いよいよ5月11日が近づいて参りました。
母の日でもありますが、私たちにとっては決戦の時!
そう、「うみねこマラソン」の日です。
参加利用者とスタッフは春の陽気を感じる頃から毎日のように施設周辺を練習してきました。
その中の1人である利用者Hさんは、気分が乗らず「走らない」と言い出す日もありました。すると、スタッフからは「自分がやりたいときだけ、走るのでは力は付かない」と活を入れられていました。すなわち継続は力なりです!
すると、「明日からは、ちゃんと走るよ!」とやる気に火がついたようでした。
しかし、日頃からダイエットすることを指摘されているHさんの身体は本人の思うように動かないようで「身体が重い」と走りながらつぶやいていました。
Hさんは「うみねこマラソン」を1つのイベントとして楽しみにしていましたが
今回の挑戦は、気づきや忍耐力といった副産物をもたらしたようです。
これは、本日の出来事ですが
他の利用者さんと併走しているうちにHさんと差が開き、50メートルほど先に後ろ姿を捉えました。その時、Hさんは歩いていて私は走り続けるようにと声をかけるつもりでいました。しかし、そう思っていた矢先にHさんは、もう1度ゆっくりと走り始めました。スタッフの目を意識していなくとも、自分自身を律する姿に感動しました。
誰しも人生において、ペースダウンしたり、立ち止まってしまうこともあるでしょう。
しかし、そこからもう1度立ち上がれるかどうかでその人の真価が発揮されるのだと思います。そうHさんのように
さあ、全員完走目指して頑張ろう!
仕事の場面では納得がいかないとなかなか次の動きに移れずに注意されてしまう事の多いHさんですが、良くも悪くも頑固さは意思の強さと捉える事も出来ますね。当日は、見ているのが辛くなるほどの苦悶の表情を浮かべながら、周りに誰もいなくなっても走り続ける様子に感心しました。