Tさんはバスで通勤の方。

バス券の期限が近づき、更新のお知らせが届きました。

バタバタと日々の仕事に追われているうちに期限間際になって、慌てて市役所に向かうことに。

あいにくその日はT さんのお休みだったので、電話を掛けてグループホームへお迎えに行くことに。

20分くらいしたら着くよ、と連絡し、予定通りの時間に到着してまたまた電話。

「着いたよ。待ってるよ。」

「は~い」

………なかなか出てこない…予告してきたのに。

やっと建物から出てきたと思ったら、ポケットに手を入れ、悠然と歩いてきます。

市役所に着いて担当課の窓口へ。

何か変だな…「チャック開いてるよ❗️」

私をじっと見ながら、黙ってゆっくり閉めました。(何か言ってよ…)

番号を呼ばれ窓口に座ると、

「これだろ」と使っているバス券を取り出してカウンターに置きました。

「…お願いします、でしょ。利用料持ってきた?」

「お金、ない。出しといてー。後でハンコつけばいいだろ。」

…この時点で、窓口の方は笑いが止まらなくなっていました。

手続きは無事に終わり、もう一件手続きがあったので、後ろの席で待っててもらうことに。

さてと、書類を取り出すと何やら気配がする❗️

振り向くとすぐ後ろにいたTさん。顔近いって❗️❗️

「なあ、ジュース買ってくる」

「お金持ってたの?ないって言ったでしょ。」

「ジュース代だけ~買ってくる~」

もう、窓口の人は爆笑でした…

「かわいいですね」と言ってくれましたが、私は頭が痛いです…

手続きが終わってふと周りを見渡すと、Tさんの姿が見えません。

えっ⁉️どこ行ったの?と思い、カバンをつかんで足早に自販機コーナーに向かうと、死角になった椅子でテレビを観ていました。

「心配するでしょ。見えるとこにいてよ。」と言う私に、

「なぁ、麻生は辞めないのかぁ」

…財務省のセクハラ問題を語り始めました。

相変わらずのマイペースめ。すかさず、

「用事は終わったよ。近いからホームまで歩いて帰れるでしょ?」

とたんに子犬のような表情で「ムリ~」と言いながら腕をつかんできました。

それがセクハラだよ(^^)

 

 

 

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