とある利用者様、ご家族様より今後は昼食後薬を投与するとのお話が…
出勤時から不機嫌な事もありますが、昼近くになると余計大荒れです
時には他利用者に向かって行く事がみられ
その旨ご家族様には連絡ノートで報告をしており、
僭越ながら、お薬の力を借りても良いのではと記載したこともあります
以前より、ご家族様は薬の副作用をとても心配されており
昼食後薬は1か月以上前から処方されてはいたのですが、
不安だったんでしょうね(;^_^A これまで持参する事はなかったのです
そして、今回のご家族様のご英断 頭が下がるばかりです
きっと決断した後に揺れる思いを抱えていると思われました
その事にちらっと触れてみたところ
「今はいっぱい、いっぱいで、自分が崩れそうです」と…
当事者でなければわからない心情が垣間見えます
私にもリンクする状況が…。 我が子も年少児から、薬を常用しております
薬投与を後押しした医師の当時の言葉です。(細かい話は省略)
「お母さん、お薬に副作用がない薬はないです」
「お薬の特性や効能を活かしますが、副作用が効果をもたらす事もあります」
「何種類か組み合わせ、足し算引き算をしてその子に合うように調整をしていきます」
「効果がすぐ現れる訳ではありません。子供さんの状態次第で効果が現れない薬もあります」
「成長や状態に合わせて薬は変わっていきます」
「良い方向に行けば減る薬もあるし、新しい薬を追加する事もあります」
「お薬を上手に利用していきましょう」
受ける側としては少々厳しい…と、感じますが
支える家族としての大切な心構えをお話して下さったと思っています。
あるテレビ番組で、名医自身がカミングアウトしていました( ̄▽ ̄;)
関わった事のない事例や症例は医師でさえも手探り状態だと
名医と評判が立つ頃には沢山の患者の臨床データが豊富になり
対処が出来てくるだけだと、
そうなんですね…、医師さえも悩みながら処方している…という事かと
だから、ご家族様からの詳細な報告や協力が欠かせないのですね~(^^ゞ
とにも、かくにも、その利用者様
落ち着いて、人の話を聴けるようになって活動の幅を広げたり
社会性が育つことを願っています
そして、やがて誰にでも訪れる老後には、穏やかに余生を送られる事を想います
攻撃性のある利用者とスタッフの戦いが思い出されました。突然襲って来るパンチ、薬の服用を勧めるのですが薬でのコントロールは人間性を失うと反論するご両親。理想と現実の迷走から結果を見る事は出来ませんでした
薬、それは神の世界でもあり、効果によっては魔術かも知れない。
しかし、他に頼るものがあるとすれば「魂」なのかも。
懐疑的ではあるが、心の発見、高橋信治薯が刺激的である。