支援室のメンバーが本館メンバーに仲間入りしてはや2週間。今まであまり接することがなかった利用者と接する時間が私にとっては楽しい毎日。
最近、早口なHさんの言葉も聞き取れるようになり、独特の表現をするSさんの言いたい事も少しわかるようになり、DさんやSさんが薬を飲む時間と種類も把握し、Hさんの行動に時々プッと吹き出す毎日。
昨日はHさんに「おめーだれだっけー?」と銅線剥離に使うナイフを向けられ・・・はたまた、銅線の皮をはちまきのようにおでこに巻き付けブツブツ・・・いったい彼は何の役になりきっているのか???
野菜ジュースがデザートだった日、お弁当を食べ終わったTさんにジュースを差し出したら、押し返され、勝手に嫌いなんだと思い込んでコップにお茶を入れて手渡してしまい・・・後からよく考えたら、ストローが使えなかった?、紙パックのジュースの飲み方がわからなかった?もしかして野菜ジュースは嫌いじゃなかった????
今までじっと座って動かなかったTさんが、スタッフの促しなしで1人で歯磨きをしていたことに驚き、その後にわかった驚愕の事実・・・(ここでは説明できませんが・・・)
スタッフが利用者の言葉や気持ちを理解しようとする気持ちがあれば間違いなく理解できるようになることを教えられ、いつものスタッフ、いつもの環境でない中で現れた利用者の今までなかった大きな変化を共に喜び、一生懸命、新しい環境に順応しようと頑張っている(元)支援室のメンバーの姿にちょっと感動している私。
いつもの環境、いつものスタッフでないからこそ気付ける小さな発見や感動を、スタッフ感で共有していきたいと思う今日この頃です。
そう遠くはないうちに、本館メンバー、支援室メンバーと区別する言葉がなくなり、全員が1つのリヴェールメンバーとなれるように支援していきたいものです。
支援室メンバーのおかげで、スタッフの視点の変化や気づく力が付いたのでしょうか。次は、スタッフが力を発揮して、利用者さんの成長や変化を生み出す番ですね。期待しています。