この写真を見て、皆さんどんな風に思いますか?
ウサギ小屋の前に座り込み、にこやかにウサギを見ている男性の写真です。
彼は、自分で物事を決めるのがとても苦手です。
自動販売機でジュースを買うにしても、「何を飲めば良いですかね?」と必ず聞いていました。
しかし、彼は、本当は飲みたいジュースがあるのに、それを言ってくれるまで、何回も同じ質問を繰り返していたのです。そして、だんだんといらいらしてパニックになり、他害、自傷を繰り返していました。
でも、それは過去の話です。彼を変えるためにGH、施設共に力を合わせトータル的な支援を行った結果、彼のそう言った行動は激減しました。
上の写真は、彼の行動パターンになっている昼休みのランニングをしていた際の写真です。彼は、急な変更もとても苦手です。日々の生活が大体パターン化されています。でも、この写真は、いつもの行動パターンを自ら崩し、ウサギを見ている写真です。それも、にこやかに。
数分間、彼はウサギを見て、再度走り出しました。
そんな彼を見て、何だか嬉しい気持ちになり、撮った一枚の写真です。
動物には人を見分ける本能があると言う、特に純粋な子供達には警戒感が薄く一緒に戯れる、なぜか今ももしかしたらウサギに呼ばれたのかもそして何かの話をしたかも知れない。彼等の精神構造には私達は着いて行く事は出来ない、でも、人間の本能として私達より純粋な事は間違い事を考えると動物との交信が出来ているかも知れない。タバコと酒にまみれ人を疑う汚れた人にはうさぎの糞でも寄り付かない。でも、動物の居ない事を考えるとなんとも殺風景な世界か。