リヴェールの玄関で利用者さん達が作業から帰ってくるのを迎える時、私は「おかえり!」または「おかえりなさい!」と声をかけます。
私:「おかえり!」、Dさん:「おかえり!」
私:「ただいま!」、Dさん:「ただいま!」
また別の利用者に
私:「おかえりなさい!」、Hさん:「おかえりなさい!」
私:「ただいま!」、Hさん:「ただいま!」
???私が「ただいま!」を言わないと「ただいま!」が聞こえないのです。
まさに『おうむがえし』の状態です。
朝の挨拶「おはよう!」の答えは「おはよう!」なのでおうむがえしでOKなのです。
帰りの挨拶も「さようなら!」の答えは「さようなら!」なのでおうむがえしでOKなのです。
「ただいま!」「おかえり!」の挨拶は実は高度な挨拶だったんだと気づきました。
でも、先日Hさんは初めて1回だけ言えたんです。
それも私が「おかえり!」という前に、自分から「ただいま!あっつがった!回収がんばってきた!」
なんとも言えず嬉しくて、「おかえり!よく頑張ってきたね。冷たいお茶飲んで!」と声を掛けました。
まだまだ、おうむがえしの日々は続きそうですが、おうむがえしでもいいんです。あせらず、せかさず、自然と口から出て来る日まで、毎日毎日「おかえり!」って言いますから・・・
もう1人、「ただいま!」の言えないTさんは、言葉の代わりに「おかえり!」と言うと私の手にタッチしてくれるんです。
「おはよう!」「おかえり!」「さようなら!」「行ってきます!」Tさんの挨拶はいつも手のひらタッチです。私はこの、手のひらタッチだけで、Tさんの気持ちがわかるようになりたいと願う今日この頃です。
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